2012年01月19日

寝具について

日中活動時間と活動能力を、病気抵抗等上げるためにはやはり睡眠の質を向上させるべきなのではないか。
ただ徒に長時間寝るより、短時間で質の高い睡眠のほうが体によい気がする・・・
と考え、情報収集。
人生の1/3を預ける布団について、調べてみた。

以下、2ちゃんねるで有名らしい西川仁五郎氏の書き込みを抜粋し個人用メモ
(ただし情報が古い)

まとめると、

「グースダウン90%、もしくは92%のものを信用のおける店で購入する」
「価格は実売3万。メーカー希望小売価格はアテにならない。割引率マジックは意味がない」
「敷布団(敷パッド)は個人別で違うので要注意」



34 :西川仁五郎 :2000/10/20(金) 21:31
みなさん、ありがとうございます。(深く礼)

では、最初は基本から。(このへんは知ってる人も多いと思うが)
羽毛ふとんと羽根ふとんは違うものですぞ。
羽毛とはダウンのことで、羽根とはフェザーのこと。
高い保温力を持つのはダウンじゃな。
ギョーカイではダウンの混合率が50%以上のものを「羽毛ふとん」と呼ぶ。
つまり、ダウン50%フェザー50%は羽毛ふとんだが、ダウン10%フェザー90%は
「羽根ふとん」なんだよ。
羽根ふとんはダメだよ。
以前な、某通販にあった「羽根ふとん・羊毛混敷ふとん・羽根枕の3点セットで
9800円」ていうものを解袋したことがあるんだが、スゴかったぞ。
いちおう「スモールフェザー90%」と書いてあったが、なかから共同募金みたいな
のが出てきた・・・
あんな掛ふとんなら羊毛50%、ポリエステル50%のいわゆる「羊毛混掛ふとん」のほ
うがよっぽど快適ですぞ。
フェザーよりウールのほうが保温性や吸湿発散性(汗を外へ出す)に優れているし、
フェザーっていうのは固い芯が残ってたりするから、擦れ合うとガサガサ音がして
うるさいぞ。ひどいのは芯が側生地突き破って「コンニチワ」

今日はこんなところで。
次は羽毛ふとんのダウンの混合率による違いについて
その次は産地によるダウンの違い(の真実)を書こうかな。

45 :西川仁五郎:2000/10/26(木) 20:47

予定を変更して、産地によるダウンの違い(の真実)を先に書くぞ。
まず、鳥の種類でダック(アヒル)とグース(ガチョウ)にわかれる。
グースのほうがダウンボールが大きく、保温性が高いのでより上質じゃな。
ダックというのは、ほとんどは北京ダックの羽毛じゃ。
中国人の感覚としては「食べれない部分=カス」じゃ。
中国の羽毛の工場に行くと、従業員の休憩時間にダックのくちばしがの揚げたやつ
がおやつに出るぞ(はっきり言ってキモチ悪いしうまくもない)
話を戻す。
グースは産地によって質が違うとされる。このあたりは>>38で21さんが書いている
のが「建前上は」正解。
より詳しく説明する。
多く流通しているダウンの産地を(価格と品質が建前上)高いほうから順に挙げる。
・シベリア産
・ポーランド産
・ハンガリー産
・中国産
となる。一昔前は西ドイツ産とかフランス産なんてのもあったが、今はほとんどな
い。西欧産はグレードと価格が合わないからじゃな。
だからポーランド産のほうがハンガリー産より上質なぶん高価なんだが、それはタ
テマエ。裏側は違うぞ。
(続く)

46 :西川仁五郎:2000/10/26(木) 20:50
(承前)
変な例え話だが、羽毛とコメ(特にコシヒカリ)って似ている。
何の話かというと、表示してある産地がどうも疑わしいんじゃ。
ブレンド米疑惑ってあるじゃろ。
「魚沼産」って書いてあっても実際は他地域のコシヒカリがブレンドされて入って
るって問題な。
あれと同じことが羽毛についても言える。
ポーランド産と表示されていても、実際はポーランド産50%とハンガリー産50%のブ
レンドかも知れんし、ひょっとすると100%中国産かもしれんのじゃ。
世界の羽毛の流通は、東欧産の羽毛であっても華僑が支配している。
華僑から日本の商社が仕入れるんじゃな。
直接現地の生産現場を管理してるわけではないから確かめようがない。
専門家がダウンボール見れば分かるんじゃないの?と思うかも知れんが、ダウンボ
ール見ても誰も分からないんじゃ。メーカーで判別できる人間なんていないぞ。
そりゃDNA鑑定でもすればわかるのかも知れんが、どこもコストと時間を掛けてそ
んなことしない。
はっきり言って、ハンガリーかポーランドか中国かで商品選択をするのは無意味じ
ゃと思うぞ。
ただ、コメでも「魚沼産」と書いてあるほうが安心感があるのでそちらを買うとい
う人もいるじゃろうし、それをむやみに否定する気は毛頭ないが、べつにポーラン
ド産という表示にこだわる必要はないということじゃ。裏を知る人間としてはな。

47 :西川仁五郎:2000/10/28(土) 11:32
人がふとんの中に入った時の、室温とふとん内の温度を計測した資料がある。
中わたの違い(合繊、羊毛、羊毛混、羽毛だったかな)によって保温性にどれだけ
差が出るかを実証したものじゃな。
ところが、だ。
グースの産地によってどれだけ保温性に差が出るかという資料はない。
ひょっとしたらダックとグースの比較資料はあるのかも知れんが、例えば中国産
グースとポーランド産グースの保温性の違いを実測した資料なんてものはない。
これは断言できるぞ。
おそらく差が出ないんじゃろう。
このことも、「産地表示疑惑説」を補強するものになるかな。
50 :西川仁五郎:2000/10/30(月) 11:45
>>48
すまんがもう少しお付き合い願えませんかの?
結論だけより、その背景が少しなりとも見えるほうがよいと思うからの。
まあ今回のカキコ読めばほぼ結論は見えるじゃろう。

今回はダウンの混合率について。
またまた、結論を先に書く。
「ダウンの混合率が92%を超えることはない」
ダウン92%とか93%とか95%とか表示されているものは、正確な表示をするならば
すべて「ダウン92%」と表示されるべきものなんじゃ。
なぜこんなことが起きているか。
話は5.6年ほど前にさかのぼる。
当時大手量販店で販売されていた羽毛ふとんのダウンの混合率に誇大表示が見つか
った。ダウン95%と表示されているにもかかわらず、85%しかなかった、とかいうも
のじゃ。
公取委に摘発(正しい用語ではないがあえてこう書く)され、量販店のバイヤーが
左遷されたりなんかして、ギョーカイ内は大騒ぎじゃった。
その教訓から、日本羽毛寝具製造業協同組合(日羽協)が中心となって厳しい表示
基準を制定することになった。(確か平成7年じゃったと思う)
ところが、一部の企業が表示基準の強化を「販売活動に著しい悪影響を及ぼすこと
が懸念される」として反対したんじゃ。
結果、新しい(強化された)基準に沿って表示している企業と従来のままの表示基
準の企業との二つに分かれたんじゃ。
(続く)



51 :西川仁五郎:2000/10/30(月) 11:46
(承前)
じつはな、現在新基準を遵守しているのは実質西川産業と大阪西川の2社だけじゃ。
それ以外は旧基準のまんま。
上記西川2社は自社検査で「ダウンの混合率が92%を超えることはない」とし、自社
工場生産品では92%を超える混合率表示の商品はない。
(一部93%表示の商品があるんじゃが、おそらく製品仕入れの商品じゃろう)
要は92%も93%も95%も表示の違いだけで、実はほとんど同じもの」と考えていい。

だいたい、混合率自体不明瞭なところもある。
ダウンとフェザーの混合率は、検査員が「これはダウン、これはフェザー」と目視
により判断し、混合率を決める。
しかしな、自然のものじゃから、ダウンかフェザーかよく分からん、どっちでもい
いような羽毛がある。それをダウンの判断するかフェザーと判断するかは検査員の
主観によるんじゃ。
もちろん基準はあるが、日羽協の基準では「ダウンに絡みついているフェザーファ
イバーはダウンとカウントする」とかいうことになってるんじゃ。
それだけ選別が難しいということの証左じゃな。

ダウンの混合率の2%なんてのは表示の違いであり、誤差の範囲内じゃ。「他社とダ
ウンの混合率が2%違います。この2%があたたかさの違いを生みます」なんてセール
ストークは嘘八百じゃ。

53 :西川仁五郎:2000/10/31(火) 16:40
まとめるぞ。

・羽根ふとんは論外
・ダックよりグース
・産地は信憑性に異議あり
・ダウンの混合率が92%も95%も同じ
ということは、

「グースダウン90%、もしくは92%のものを信用のおける店で購入する」
ということになるな。

ちなみに「ホワイトグースダウン」と書いてある場合が多いが、これは羽毛にホワ
イトとグレーがあるからじゃ。しかしながら、日本ではグレーは生地を通して中の
羽毛が黒く透けて見えるため、なんか清潔さに欠けると受け取られて売れない。
じゃから日本の羽毛ふとんはほとんどホワイト(グースかダック)ダウンじゃ。

このあたりの商品は、専門店や大手量販店、百貨店など、どこでも19,800円から29,
800円くらいじゃの。
19,800円は縫製が中国(「中国製」と表示されている)のものが多いかも知れん。
日本製は29,800円が中心じゃな。
この「日本製・ホワイトグースダウン92%・29,800円」が一番のオススメじゃ。
数千円台のもの(通販だと10000円とかかな)は原毛の洗浄が十分されていないも
のが多く、羽毛特有のニオイがきついが、このクラスはさすがにそんなことはない。
立体キルトだし、数千円台のものと見た目にカサが違う。縫製もしっかりしている。
ただし、この価格だと無地は少ない。量販店にあるかどうか、じゃろうな。
(最近の量販店事情に疎いんじゃ、すまん)専門店は柄物しかない。


54 :西川仁五郎:2000/10/31(火) 16:41
(承前)
販売店じゃが、前述の専門店や大手量販店、百貨店じゃろうな。
西川製もある。これなら精神的な安心感もあるじゃろう。
大手量販店でも西川製のものがあるぞ。本物じゃ。
大手量販店は過去の痛い教訓があるから西川製でなくても信用できると思って差し
支えない。中小メーカーより品質基準が厳しいぞ。
こう書くと、HNからして「こいつ西川の社員じゃねえか」と思うかも知れんが、産
業(東京西川)・大阪の量販店向け29,800円ていうのは、ぜんぜん儲からない商品
なんじゃよ。このクラスが販売の主流になるとやつらは苦しくなるだろう。
羽毛ふとんなんて3万円の商品なんじゃ。生地や中わたの産地で高く売れるなんて
妄想は捨てよ。
ボッタクリで利益上げる企業なんて存在してはイカンのじゃ。
それでも儲かるように工夫せよ、西川グループの諸子よ。

でも、ワシは優しいので西川商品のPRも(あとで)しておくからの(^^)

55 :西川仁五郎:2000/10/31(火) 17:27
すまん、>>54のボッタクリうんぬんの一行は削除じゃ。
西川はボッタクリとはいえんな。誠にすまん<西川グループの諸子

○ランスベッドとかじゃな、ボッタクリは。
西川やロマンスでも10万しないものがなんで20万円するんだか・・・


62 :西川仁五郎:2000/11/02(木) 18:39
ダックとグースの性能差について記述した、具体的な資料って見当たらん。
ワシの手元には日本羽毛寝具製造業協同組合(日羽協)が発行した「羽毛寝具要覧」
があるんじゃが(結構よく出来た本じゃ。5000円するがの)それを見ても、
・グースのほうが体が大きいのでダウンボールが大きく、かさ高性に富んでいる
・グースのほうがダウンが柔らかく、ドレープ性に富んでいる
・グースのほうがダウンの構造上からみつきにくく、結果優れたかさ高性を生む
みたいな比較しかないんじゃ。(完全引用ではなく要約じゃ)
ダウンの混合率・生地・縫製・構造が同じなら、明確な性能差は不明なんじゃ。

ただし、じゃ。
一般的にダックというのは廉価品でキルトの構造や縫製なんかが見劣りする。
輸入品も多い。縫製を見るとな、やっぱり国産じゃと思うぞ。
たった一つの針飛びでも、そこから羽毛が吹き出せば終わりじゃからの。
しっかりした作りのものならダックでも構わないとワシ個人は思うんじゃが、そう
いう「しっかりした作りのダックダウン90%の羽毛」とかいうものが市場に存在し
ないんじゃな。
ワシがグースを奨めるのはそういうことじゃ。
おわかりいただけるかの?

75 :西川仁五郎:2000/11/06(月) 10:16
>>74 72さん
繊維素材における防ダニ加工というのは、主に次の2種の効果を狙ったものじゃ。
1.忌避効果・・・薬剤等でダニを寄せ付けない様にするもの
2.進入防止効果・・・ダニがふとんの内部に入り込まない様にするもの
この場合は2.の進入防止効果を謳い文句にしているのじゃな。

しかし、じゃ。
羽毛ふとんの側生地は羽毛の吹き出しを抑えるため高密度に製織されており(つま
りギッチギチに織ってあるということ)しかもダウンプルーフ加工が施されておる。
(ダウンプルーフ加工とは、生地の織目<つまり隙間>をつぶす加工のことじゃ)
そのため、しっかりした縫製の羽毛ふとんなら構造上ダニの通過はほとんどない。
また、原料羽毛も100℃前後で殺菌処理されているため、製造時ダニが混入する可
能性も極めて少ない。
つまり「まともな羽毛ふとんならダニの進入防止効果はあって当たり前」なんじゃ。
ただし、羽毛の吹き出しが認められるのなら、それは隙間が生じたということじゃ
から、そこからダニが進入することはあり得る。
また、生地にダニが付着することもある。
そのため、1.の忌避効果を狙った素材もあるぞ。
ま、ダニについてはふとん選びだけでなくこまめに掃除をするとかじゅうたんに気
をつけるとか、部屋全体の配慮がより重要じゃぞ。

76 :西川仁五郎:2000/11/06(月) 10:45
>>68
「羽毛寝具要覧」には以下のような記述がある。

「イタリア・フィレンツェ大学衛生研究所のL・F・シニョリーニ教授等の研究によ
れば、病原・病因がまちまちの気管支喘息、鼻炎ないし結膜炎患者など52人のうち
20人を無作為に選んで、完全に加工処理したグースとダックのフェザーとダウンか
ら採取したエキスを接種し、皮膚アレルギーのテストを行なった結果、陽性反応は
1例もみられなかったと報告されている。
従って、このように完全に精製処理された羽毛には、全くアレルギー患者にそのよ
うな影響がなかったという結果が出ている。」

羽毛そのものより、羽毛に付着したダニやホコリなどがアレルゲンになっていると
考えるほうが妥当みたいじゃの。
ここから先は医者の領域かも知れんが、まずは寝具をこまめに干し、できるだけ清
潔さを保つ方向で考えてみればいかがかの。
実はワシもアレルギー性鼻炎で長年羽毛を使用しとるんじゃが、特に問題があると
は思えない。
綿わたのふとんは最悪じゃった。綿は繊維が切れやすく、綿ホコリが出るからの。
ワシも長年この仕事をしておるが、綿ふとんの工場には極力行かないようにしてる
んじゃ。

78 :西川仁五郎:2000/11/06(月) 12:57
>>76の訂正

>羽毛そのものより、羽毛に付着したダニやホコリなどがアレルゲンになっていると
>考えるほうが妥当みたいじゃの。

これは間違いじゃ。正しくは

「羽毛そのものより、羽毛ふとんに付着したダニやホコリなどがアレルゲンになって
いると考えるほうが妥当みたいじゃの。」じゃ。

すまん<ALL

111 :西川仁五郎:2000/11/13(月) 10:27
>>104
中わたのハイテク素材もあるんじゃ。
代表的なのは、デュポンの「クォロフィル」という素材じゃ。
簡単に説明すると、繊維が中空状になっていて、そこに暖かい空気をためるという
構造じゃな。
羽毛を超えた素材とも言えるんじゃがな・・・・・
これが売れんのじゃ。
こういった新素材は、もともと極高地登山とか南極基地での越冬とか、極限でのニ
ーズを元に開発され、それが一般的に広まってきたものじゃ。
で、その極限でのニーズの中には「高性能をよりコンパクトな状態で発揮すること」
というのがあるんじゃな。
荷物をコンパクトにするということは、オーバーに言えば生死に関わる問題じゃ。
これがふとんにおいてはデメリットになる。
見た目のカサがなく薄いため、なんとなく暖かそうな印象を与えないんじゃ。
いくら羽毛ふとんと同じか、より優れた性能じゃと言われ、アタマでは理解できて
も、人間やはり「こんもりでふわふわ」のほうが暖かさを強く感じるじゃろ?
押し入れに収納するんじゃから、一般家庭においてもコンパクト性というのは重要
な要素だと「理屈では」言えるんじゃがな、見た目というのは大切じゃ。
実際の購買局面でもマーケティング調査にしても、支持されるのは羽毛ふとんじゃ。

112 :西川仁五郎:2000/11/13(月) 18:14
あらかじめ言っておくが、敷ふとんの決定版とか、万人にオススメできる敷ふとん
なんてものは存在しないぞ。
掛ふとんなら、「日本製・ホワイトグースダウン90%か92%・29800円」の羽毛ふと
んでOKだし、余裕があればゴアテックスがいい。これでほとんどの大人は大丈夫。
だが、敷ふとんはそうはいかない。

ブライダルふとんセットなるものが販売されておる。シングルがご希望の方は、ペ
アで色違いを買っていかれるな。
ちょっと待つのじゃ。
極端な例え話だが、小○直也と安○祐実が結婚するとして、このふたりが同じ敷ふ
とんで満足できるかな?
答えはNoじゃな。
敷ふとんというものは、パーソナルな商品なんじゃ。
体格や体重、求める機能により、適した敷ふとんは人それぞれじゃ。
自分はいったいどういう敷ふとんを求めているのか、よく考えて見られよ<ALL
暖かさなのか、コンパクトさなのか、丈夫さなのか・・・
すべてを満たす商品はない。優先順位づけが必要じゃ。

こう言ってしまうと、突き放した感じになるな。
それでは申し訳ないから、現在のギョーカイのトレンドを言っておくぞ。
それはな、
「正しい寝姿勢を保つこと」じゃ。
この説明を中心に話を進めていくぞ。

132 :西川仁五郎:2000/11/24(金) 11:31
「羊毛混固わた敷ふとん」というものがある。
中芯がポリエステル100%の成形わたで、周囲がウール50%・ポリエステル50%のわた
が巻いてあるものじゃ。
量販店やホームセンターの特売だと2,980円、大体は5,000円以下で販売されている
商品じゃ。
この商品の耐久性をテストした記事がギョーカイ誌に載っておった。
ひどいのは1シーズンもたん。
どんなによくても3シーズン経つとクッション性が失われる。
これはイカン。
安物の敷ふとんは健康を害する可能性があるぞ。

133 :西川仁五郎:2000/11/24(金) 11:33
「正しい寝姿勢を保つこと」とは何か?
難しい表現になるが「特定の部位に荷重が集中することなく、体圧が分散されてい
る状態」のことなんじゃ。
人間の身体の背面部は、臀部が一番出っ張っていて、次に肩甲骨が出っ張っている。
反対に、腰椎部は引っ込んでいる。
だから、床の上や固すぎるふとんで仰向けになると、臀部と肩甲骨のところに荷重
が集中する。逆に腰椎部は浮いた様な状態になる。
少しのけぞった状態になるんじゃな。

柔らかすぎる敷ふとんだとどうか?
臀部は重いので、他の部位より多く沈み込む。こちらも臀部に荷重が集中するんじ
ゃが、こっちは少し前かがみみたいになるんじゃな。

体型によっても差異が生じる。
筋肉質の体型だと、臀部と腰椎部の高さの差が大きくなる。
ナイスバディの女性も同様じゃな。
こういった方というのは相対的に腰痛で悩んでおられる方が多いの。寝姿勢も一因
ではないかとワシは思う。(あくまでワシの主観じゃが)
理想的な寝姿勢とは、リラックスして立った状態と同じだと言われておる。
その状態をホールドするような、ある程度沈み込んだ上でしっかり支えるようなク
ッション性、弾力性を兼ね備えた敷ふとんが必要なんじゃな。

157 :西川仁五郎:2000/11/27(月) 15:11

>>112で、敷ふとんはパーソナルな商品じゃと書いたの。
理想論から言えば、オーダーしたいくらいじゃ。
でもオーダーは高くつくわな。
そこで、じゃ。
ロマンスの「Sleepinggear・21」に代表される、セパレート式の敷ふとんがある。
現時点では、こういうのがいいと思うぞ。(他メーカーも発売しておるぞ)

セパレート式の敷ふとんとは、読んで字の如く敷ふとんが2枚に分かれて
いるんじゃ。で、下側は固さが選べ、上側は季節や地域の温暖により素材が
選べるようになっておる。
より具体的に言うとこうなる。
・体重の重い方が、寒い地域でお使いの場合は・・・
上側・・・中わた厚めでウールわた
下側・・・固いわたでしっかり支える

・体重の軽い方が、夏向けで使いたい場合は・・・
上側・・・薄い中わたで表面素材が麻混
下側・・・薄くて柔らかいわた。当然軽いので、非力でも上げ下ろしがラク

これならある程度は使う人に合わせて選べるのでオススメなんじゃが、
やっぱり欠点はある。
ひとつは価格なんじゃが(もう1万円安くならんもんか)もうひとつは素材に原因
があるんじゃ。
(続く)

158 :西川仁五郎:2000/11/27(月) 15:14
(承前)
>>133で、「ある程度沈み込んだ上でしっかり支えるようなクッション性、弾力
性を兼ね備えた敷ふとんが必要」と書いた。
この要件を満たし、なおかつコスト的にも有利な素材として、低反撥ウレタン
を中芯に使用している商品が多いんじゃ。
ウレタンは加工が容易で、何より軽い。
低反撥ウレタンとノーマルなウレタンの組み合わせは、こと「正しい寝姿勢の
安定」という点では理想的なんじゃが、問題がある。
ひとつは「ウレタンはムレる」ことじゃ。
ウレタンには吸湿発散性がほとんどないからの。
中材がオールウレタン、例えばムアツふとんをフローリングに直置きすると、
床が結露状態になる場合があるぞ。
それくらい通気性に問題がある。
どのみち枕の解説をすれば触れることになるが、最近流行のテンピュール枕な、
あれも低反撥ウレタンによる正しい寝姿勢の安定が売り物じゃが、ムレるので
頭部の冷却効果がまったく期待できん。「頭寒足熱」は先人の貴重な知恵なんじゃが。

もうひとつウレタンの問題点。
それは「焼却処分が困難」だと言う点じゃ。
高温で焼却できる新型の焼却炉でないと、ウレタンは焼却時にダイオキシンを発生
させるらしい。
まあ、こっちについては普通ふとんを生ゴミといっしょには出さんじゃろうから、
焼却に回るとは考えにくい。あくまで知識レベルの話になるな。
ただ、「環境にやさしい」素材のほうが使っていて気持ちイイわな。

ウレタンを使わず、上側・下側両方で29,800円くらいになるような商品開発をして
くれい、ロマンスの諸子よ。これも責務じゃと、ワシは思うぞ。

160 :西川仁五郎:2000/11/28(火) 18:38
フローリングにふとんを直置きしている家庭は結構多いと思うが、できればやめ
たほうがいいぞ。
>>158で、中材がオールウレタンの場合結露状態うんぬんと書いたが、たとえ
中わたがウールであっても、保温性・クッション性・通気性などの事を考えると
ラグ1枚でもいいから床に敷くか、ベッドにしたほうがいい。
すのこベッドももちろん効果的なんじゃが、お隣の家具板を見ると強度不足の
ものが多く、押しなべて不評みたいじゃな。



161 :西川仁五郎:2000/11/28(火) 18:39
ベッドパッドか敷ふとんかどちらがいいかということについてじゃが、以前に
聞いた話を紹介する。

「寝室が寒い」という方が、ポーリッシュの羽毛ふとんとアクリルマイヤーの
合わせ毛布をある店で購入された。
ところがしばらくして「まだ寒い」と来られた。そこでよくよく話を伺ってみた。
ベッドを使っていて、薄手の丸洗い可能なベッドパッドをお使いとの事。
そこで、中わたウール100%の少し薄めの敷ふとんをベッドパッド代わりに使う
ようオススメした。
効果はてきめんだったらしい。わざわざお礼を言いにこられたそうじゃ。

底冷えするのならこんな手もある。敷ふとんの丈が200cmか205cmのものなら
厚手ベッドパッドとして使えるぞ。価格は8,000円から10,000円くらいかの。
冬季に寝室の温度が10度以下になるようなところは特にオススメじゃ。
ただし、じゃ。
ボリュームたっぷりのものは、かえってマットレスの性能をスポイルする可能性
があるので注意が必要じゃ。
中芯が固わたの敷ふとんは論外。あくまで柔らかいものにすることじゃ。

冬以外・・・薄手の丸洗い可能なベッドパッド
冬・・・ウール100%の少し薄めの敷ふとん

という使い分けがいいかもしれんな。

184 :西川仁五郎:2000/12/04(月) 14:20
西川だろうとどこだろうと、このギョーカイの「メーカー希望小売価格」ほどアテ
にならんものはない。166さんの言う通りじゃ。
特にブライダル向けのセットは酷いな。700,000円が298,000円とかな。
よく公取委が黙っているもんじゃな(黙ってないのかもしれんが)
メーカー希望小売価格からの値引率で判断はできんぞ。
あくまで実売価格同士での比較が原則じゃ。
>>174さんは「安くなるトリックを知りたい」と言われておるが、何の事はない、
「バカ高いメーカー希望小売価格を付けて、安いように見せかけている」だけじゃ。

206 :西川仁五郎:2000/12/07(木) 12:26
羊毛混の三層敷ふとんというのがある。
>>132に書いた羊毛混固わた敷ふとんよりわた量が多く、表面にダイヤ型のキルト
がかかっている。キルトによって綿ずれが少なくなり、また、全体の強度が上がる。
価格は10,000円前後じゃ。
これが最低限だと思って欲しい。
デメリットも当然ある。
強度が上がるということは「硬い」ということじゃ。硬い分上げ下ろしのときに不
便じゃ。(大きな板を持ち上げるようなもので持ちにくいんじゃな)
また、6kg前後ある(シングル)ので重く感じる人もいるじゃろう。

「固わた」というのは、ポリエステルわたを樹脂加工することによって固くしてい
るわたのことじゃ。
最近な、この固わたの代わりにちょっといいものができた。
ウールやポリエステルをフェルトシート状にし、そのシートを5-8層にしたものじ
ゃ。この多層シートを固わたの代わりに中芯に使用した三層敷ふとんがあるんじゃ。
ポリエステル固わたは「硬くはじく」という感じなんじゃが、多層シートは「柔ら
かく体圧を受け止める」と言う感じじゃ。丁度リーフスプリング(板バネ)の働き
をするんじゃな。
このほうがクッション性がよい分へたりにくく、しかも軽い。
価格は15,000円から20,000円程度じゃ。

>>157でオススメしたセパレートタイプの敷ふとんが予算的にキツイと言う方は、
こういった商品を検討してみてはいかがかの?

214 :西川仁五郎:2000/12/11(月) 12:12
では、枕の話。

枕に求める機能・構造で最も重要なのは次の2点じゃ。
1.正しい寝姿勢を保持できること
2.頭部の温度を調整し、睡眠環境を良くできること

残念ながら1・2を高次元で両立させた機能を持つ枕というのは、現時点では存在し
ない。消費者がどちらの機能を優先して商品選択をする必要がある。
一昔前(といっても4.5年前の話じゃが)は、高機能枕=2という感じじゃった。
滝水石だとかセラミックだとか、いろんな中身の枕が発売された。
水晶枕やヒスイ枕なんてのもあったな。(今もある)
それが、学会で(学会?なんじゃそれ?と思うじゃろうが、「日本睡眠環境学会」
というものがあってな、毎年「睡眠環境シンポジウム」が開催されておるんじゃ)
睡眠環境の向上の為には体圧分散が必要だということが発表されて以来、1の機能
を持つ枕が俄然注目され始めた。
>>158にも書いたテンピュール枕だが、あんな形状で低反撥ウレタン素材を使用し
た枕は5年くらい前からあったんじゃ。それも日本製じゃぞ。
そこそこは売れていたんじゃが、当時は「機能枕=頭寒効果」がトレンドじゃった
からな、大ヒット商品にはならんかった。
テンピュール枕はその時販売されていた枕と基本的には変わらん。「蒸れる」とい
うウレタンの欠点が改善されたわけではないぞ。1の機能を高度なレベルで実現し
た枕ではあるがな。

215 :西川仁五郎:2000/12/11(月) 12:13
では、2の機能が最も優れた機能を持つ枕とは何か?
とっても古い資料なんじゃが、昭和48年に発表された広島大学医学部衛生学研究所
の研究結果がある。
詳しい実験内容は省略するが(というかワシもよくワカラン(^^;)頭部模型の温度
がどのように枕に伝わるかを、枕の中身を変えて実験したものじゃ。
その結果、ポリエステル綿やフォームラバー、ソバガラなどは10分から15分前後で
体温と同程度まで上昇する。
この実験データで目を見張るほどの高性能を示した素材がある。
それは、あずきじゃ。あずきは20分経っても体温度より10度近く低い温度にしかな
らん。ダントツじゃ。昔の人はホントにえらいの。経験であずき枕が一番じゃとい
うことを知っておったんじゃ。日本人恐るべし、じゃ。


216 :西川仁五郎:2000/12/11(月) 12:14
以下はワシの経験則に基づくもので、理論的な裏付けはない。すまんがそのことを
前提に読んでくれい。

正しい寝姿勢を保持するためには自分に合った高さの枕が必要じゃな。
ここで疑問を持つわな。「自分に合った高さってどのくらい?」
百貨店や専門店でロフテー(枕のメーカーな)のコーナーがあるところは計測器が
ある。そこで計ってもらうのが確実じゃが、近くにないとか、行ったら買わされそ
うでいやだ(確かに確率100%で強力にすすめられる)とか言う方も多いじゃろう。
そこで、精度が高いとは言えないが、自宅や職場で簡易にできる方法を以下に記す。
一人ではできないから、そのつもりでな。
まず、壁にかかととお尻と背中をぴったりつけて「気を付け」の姿勢をとる。
まっすぐ前を見ていれば、後頭部は壁から離れているはずじゃ。
(身長を計るときは頭部を後ろに傾けて身長計にくっつけているんじゃな)
その、後頭部と壁の間隔を誰かに測ってもらうんじゃ。
ちなみに、ワシは大体6cm位じゃ。


217 :西川仁五郎:2000/12/11(月) 12:15
「枕が合わない」という方と面談すると、ふだん使っている枕が体型に比べて高す
ぎる場合が多い。あくまで主観じゃが。
どでかいそば枕を使っていたり、背当てクッションを枕代わりにしていたりとかな。
高さを計測し、その上で枕を選び、すすめる。そうすると大概「低すぎる」と言わ
れる。それでも一度使って見ろという。しばらく時間を置いて聞いてみると、改善
したと言われる場合が多い。枕が高いと就寝中も首筋の筋肉が張った状態になる。
自然その状態から逃れようと寝返りを打つ。枕がないところで寝る。
正しい寝姿勢の保持なんぞできるわけがないわな。
「肩こりが治った」と言う方の話をよくよく聞くと、寝相がよくなったという人が
多い。自然な姿勢で寝ているから、むやみに動かないほうがラクだということを体
が本能的に悟るんじゃろう。

もし本当に低くても、枕とピロケースの間にタオルを入れるなど、調整はいくらで
もできる。お悩みの方、一度計って、その上で選んでみよ?

これは枕とは直接関係はないが・・・
目の疲れから来る肩こりが目立つの。就寝前に冷たいタオルを目に当てるなど、目
を休めることをオススメする。電気消してテレビつけたまま寝てしまうなんてのは
いくら枕を変えてもダメじゃぞ。
イカン、これで肩こりがよくなったら枕が売れんな・・・

323 :西川仁五郎:2001/05/21(月) 21:57
>>316
亀レスですまん。
テンピュール(というかウレタン素材のもの全てに言えることなんじゃが)ムレる。湿気
がこもる。かといって天日で干すと紫外線による劣化が生じる。
はっきり言う。

「ウレタンという素材は、高温多湿の日本においては寝具の素材として不向きである」

北欧ならいいんじゃよ。気温・湿度ともに低いからな。
気候によって最適な素材は変わる。ヨーロッパでよければ即日本でもよいわけではないぞ。
でもな、日本でも北海道ならいいかもしれんな。

>>322
羽毛ふとんは優れた弾力があるから小さくたたんでも問題ない。
コンパクトにしまえることも羽毛ふとんの大きな特長じゃぞ。
で、買ったときの袋というのは側面がビニールで取っ手がついているバッグかな?
メーカーも店舗もその状態でストックしているのじゃからそのままでも特に問題ないと思
うぞ。

15 :西川仁五郎 :2000/10/17(火) 20:36
西川が3社に分かれたのは、太平洋戦争の戦時立法の為です。
3社の社名は
・西川産業(東京西川ね)
・大阪西川
・京都西川
です。
西川産業の会長と大阪西川の社長は同じ(西川家当主)
京都西川の社長は西川家と姻戚関係はありません。
3社すべて商品が違うのは11さんが正解。
3社で主力取引先が異なるのが特色で、
・西川産業・・・百貨店主体(特に伊勢丹)
・大阪西川・・・問屋への卸主体(最近苦しいので通販とかが増えている)
・京都西川・・・直販主体
ですから、マルハチと京西(略してこう呼ぶ)は直接競合します。
あと、3社共通の西川関連会社としては、
・昭和西川(ムアツの製造元)
・日本橋西川(小売店)
・心斎橋西川(小売店)
があります。
日本橋西川と心斎橋西川は両方とも正式社名が(株)西川で、ややこしいこと
この上ない。
以上西川についての概要でした。


posted by 杜若 at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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