鉄オタではないが、かわいそうなので紹介。
千葉は銚子電鉄と言う会社が、サイトにのっけている一文だ。
「弊社は現在非常に厳しい経営状態にあり、鉄道の安全確保対策に、日々困窮している状況です。年末を迎え、毎年度下期に行う鉄道車両の検査(法定検査)が、資金の不足により発注できない状況に陥っております。このままでは、元旦の輸送に支障をきたすばかりか、年明け早々に車両が不足し、現行ダイヤでの運行ができないことも予測されます」
なんとも正直と言うか、悲痛な叫びを会社のトップページに書いたものだ。
前社長だかが横領で消えて以来、融資がストップ。厳しい経営が続く地方鉄道会社の生き残りをかけた戦いが今始まる。
2006年11月17日。銚子電鉄のサイトに「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!!」というインフォメーションがでた。
安全運行のための法定検査を受ける資金がないというのだ。
銚子電鉄は1923年に銚子〜外川6.4qで営業を開始した。運転回数は1日72本(36往復)で、1日約1,800人が利用する。所有する車両は6両だが、動くのは5両。どうしても赤字は進んでしまう。
国の補助金も合ったが、97年に打ち切りが決まっていた。
そこで考えたのがぬれ煎餅をお土産として開発し犬吠駅で販売すると言う手段だった。
これが大当たりし、鉄道事業の倍の稼ぎを叩き出した。
銀行の融資も受け、5両の運行は問題がないはずだった。
ところが事件がおきた。
今年、前社長が借入金を着服、業務上横領で起訴されたのだ。
銀行は融資を止め、会社は今にも廃業と言う事態になろうかと言うときだった。
「お客様に迷惑をかけたくない思いで載せた」
担当者が思い切ったことにでた。
それは、現社長・労組委員長・従業員一同の連名で出されたものだった。
これにいち早く反応したのは鉄道マニアと呼ばれる人たちだった。
にちゃんねるやブログに情報の伝達を図っていった。
「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」
悲痛な叫びは遠隔地でまったく関係がない人たちの心も動かした。
ニュースサイトに取り上げられ、そしてついに経済面として一般紙・TVにも取り上げられた。
廃線にしようという話は何度も出たが、「運行の継続は諦めない」と踏ん張ってきた。
ぎりぎりの戦いは続く。
数日で同社に届いた激励のメールは一千件を超え、ぬれ煎餅のほか、主力商品であるレール文鎮は完売する勢いになった。
同社は現在サイト上でこんなコメントを出している。
ご報告、お礼
お客様自身だけではなく、当社のためにお友達兄弟などにもぬれ煎餅の購入をお願いしていただいているとご注文メールに書いてありました、またがんばれという激励のオーダーメールも、そして沢山のご注文、心にしみております。感謝しております
何よりも、全国のみなさんとつながっていることを実感し嬉しく、力強く涙が出る思いです。
まだまだがんばりますので引き続きお買上お願いいたします。
取り急ぎ皆様に、御礼申し上げます。
銚子電気鉄道株式会社 電車が大好きな従業員一同
只今、ご注文殺到につき、商品ご到着までお時間を頂いております。
お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
一両の整備検査費用が200万円。
一枚82円のぬれ煎餅という小さな奇跡を信じている。
現在、駅員が残業して煎餅を焼き、駅員の家族が発送梱包を行っている。
煎餅を買ってくれる人は、気長に待っていただけるとうれしい。

http://rail-g.net/rail-g/picture/deha1001.html
萌えたw
元営団線のなんだな・・・